子どもたちが小さい頃、毎日交わした何気ない会話。
覚えたばかりのたどたどしい言葉や言い間違い、プレゼントのような愛が詰まった言葉の数々。
当時、育児日記のようなものは全くつけていませんでしたが、子どもの言葉だけはスマートフォンのメモ帳に残していました。
これは小さい子どもと関わることのある全人類にお勧めしたいです。
子どもってあっという間に大きくなって別人になってしまうので。そして自分の記憶ほど当てにならないものはないので…。
数年経って読み返した今、もう目の前にあの頃の小さい子はいないけれど、情景や声のトーンまで蘇ります。
今日は、その中のお気に入りをご紹介。
娘のことば
「かぼちゃのたぬきがなきました」(かぼちゃの種を撒きました)
「やねやねとまと」(屋根まで飛んだ)
2歳10か月
「あかちゃんがママの元気を食べちゃったの?」
3歳1ヶ月
「なかずにがんばるから、ママもなかないでねー!」
3歳4ヶ月
「スパベッキー」(スパゲッティー)
3歳5ヶ月
「おおきくなってべんきょうして びょういんのせんせいになるんだから!ちいさいままじゃいられないのよ〜」
3歳10ヶ月
気がつくと「どういたしまして」、と言えるように。以前は「どうもいたまして」
4歳2ヶ月
弟に、「いっぱい寝た?全部夢みれた?」
4歳5ヶ月
弟の夜泣きに「トントンするだけでいいからね。大丈夫だよ」
4歳6ヶ月
「マイネーズミ」 (マイネームイズ)
映画『インサイドヘッド』を見たあと、「ママのイカリはよく分からないよね」
4歳8ヶ月
「いま何時?もう夢はじまってるね!見に行かなくちゃ!」
息子のことば
11ヶ月
喃語。「ラリラリラリラー」
2歳3ヶ月
「ぱえゆ」(食べる)
「まくす」(マスク)
「こちょ」(チョコ)
「あかたい」(あったかい)
「ぷかさん」(くまさん)
否定は「ざん!」
2歳5ヶ月
保育園で何して遊んだの?の問いかけに
「ママーママーって言ってたの」
2歳6ヶ月
「足くんはジャーンプってとぶの。足ちゃんはジャーンプってとぶの。頭くんはこうやってするの。」手でおさえてかがむ。
2歳11ヶ月
「どんぐりころころどんぶりこーおまえにはまってさあたいへん!」
4歳1ヶ月
朝、目をこすりながら
「眠たい目がとれないんだよー」
4歳10ヶ月
「ボクはピカチュウでママはサトシね!相棒だから!」
ごきげんななめなの?
「まっさかさまだ!!」
5歳1ヶ月
「ぼくはママに会いたくて生まれてきたの。どんな顔かなーって」
5歳7ヶ月
「ぼくに勇気がひとつでもあればいいのになぁ」
ああ、可愛い。
私はこれらの言葉に懐かしさを感じると同時に、ある種の後悔と自責を感じてしまいます。
私は彼らに何をしてあげられただろうか。
まだまだ子育ての途中。答えは出ていません。