年収200万円から500万円、人生を変えた最初の転職。

働くこと

結論から書きます。

自分を安売りしてはいけません。安売り、ダメ。ゼッタイ。

私は新卒で入社した会社に10年以上いたのですが、今思うとお世辞にもいい会社とは言えませんでした。
いわゆる大企業で、渋々ながら産育休もいただけたので、完全なブラック企業だとは言いません。でも、そこにしか居場所がないと思っていた当時の自分には思い切りビンタしたい。
会社が評価してくれない=自分には稼ぐ能力がないと勘違いしていたのです。

総合職として入社し、元々女性総合職がほぼいなかった職場で早朝から深夜までハードに働いていた若手時代。(思い出すだけでもかわいそう。)その後、妊娠が分かったタイミングで一般職に変わることを求められ、心が弱っていたタイミングだったこともあり承諾。それと同時に事前の説明はなく、100万円ほど年収が減っていました。
そこから産育休を経て復帰し、総合職には戻れませんでしたが、持ち前の真面目さと細かさを発揮して現場では地位を確立。しかし、同僚や直属の上司からの評判は良い一方で、査定では全くと言っていいほど評価されない現実がありました。10年で上がった年収は、なんと、3万円です。月額ではなくて、10年で3万円。そもそも評価者は同じフロアにもいないし、フィードバックさえありませんでした。
そして何よりも問題なのが、私のマインドです。

この時の私は、
「子どもがいるのに働かせてもらえてありがたい。やめたらどこも雇ってくれない。」
というやばい思考だったのです。

私のような弱すぎるマインドの人はそうそういないと思いますが、周囲からの情報がなかったり余裕がなかったりすると、気付けないことがあるのだと思います。私がそうでした。

転職を決意したのは、「離婚したい、だけどこのままでは生活ができない」という危機からでしたが、もっと早く行動しておけば良かったと本当に後悔しています。自分は変わっていないのに、環境を変えるだけで評価してもらえて、対価が得られるのです。
前職の倍以上の年収でオファーをいただいた会社に入社し、入社後半年の査定で月給が3万円上がった時は正直驚愕しました(心の声:「年じゃなくて月にですか!!」)が、それからも査定の度に給与を上げてもらえています。
仕事で成果を出す必要があることは言わずもがなですが、評価に性別や子どもの有無が関係ないという会社が存在することを、恥ずかしながら私は転職して初めて実感しました。

今の境遇に違和感がある人は、まず、自分を安売りしていないか振り返ってみてください。
会社であっても夫婦関係であってもそうですが、自分を過小評価する人が近くにいる場合、その環境からすぐに逃げだしてください。自分が動かないと変わりません。行動すれば、未来が変わります。

転職先を選ぶ時のポイントは別の記事で紹介します。

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